テナント市場
大規模小売店舗数の推移
(1)店舗面積規模別の大規模小売店舗数
大規模小売店舗(以下、「大店舗」という)数を店舗面積規模別にみると、店舗面積500~1000平方メートルの割合が最も多く全体の35.8%を占め、次いで1000~1500平方メートルが24.5%、1500~2000平方メートルが18.2%、3000~10000平方メートルが15.5%の割合となっており、10000~20000平方メートル及び20000平方メートル以上の大型の大店舗の割合は同4.4%、同1.6%と小さい。
これを6年と比べると、構成比では店舗面積1000~1500平方メートルが縮小、10000平方メートル以上の横ばいを除き他の規模では拡大している。また、前回比では、店舗面積も1000~1500平方メートルが前回比1.3%増と1桁台の増加であったのに対し、1500~ 3000平方メートル(前回比37.0%増)をはじめ他の規模はいずれも2割を超える大幅な増加となっている。
(2)第一種、第二種別大規模小売店舗数
大店舗数を第一種大店舗、第二種大店舗別にみると、第一種大店舗数は4350店舗、前回比29.8%の増加、第二種大店舗数は1万7542店舗、同22.7%の増加となっている。近年のワンストップショッピングなどに代表されるように、1か所でいろいろな買い物ができる大型店が増加、また、映画館、アミューズメントセンターなどの複合的なレジャー施設を備えた大規模ショッピングセンターなどの進展から、店舗面積の大きな大店舗が増加していると考えられる。
資料:経済産業省